執筆者のご紹介

裴 徳宝 氏

裴 徳宝 Photo

里兆法律事務所
パートナー、中国執務弁護士

裴徳宝弁護士は、復旦大学経済学院国際金融学科を卒業、金融学学士号を取得した後、同大学法学院にて修士課程を修了、法学修士号を取得しました。

裴徳宝弁護士は、著名な多国籍企業や法律事務所での勤務経験があり、2005年8月から里兆法律事務所に入所しました。裴徳宝弁護士は2004年に国家司法試験に合格し、その後弁護士執務証(証明書番号:13101200710471841 )を取得しました。現在、里兆法律事務所のパートナーです。
裴徳宝弁護士は、日本、欧米、中国香港、中国台湾からの出資による多国籍企業や、外商投資企業などに専門性の高い法律サービスを提供した経験を有し、実績のある業界は、金融、化学工業製造、医薬、電子製造製品、新エネルギー、半導体、情報通信、倉庫物流、自動車、鋼鉄、エレベーター、飲食など多岐に渡り、取扱業務内容は、銀行、証券、投資、M&A、資産再編、企業法務、商取引、不動産、外貨、労働、法律訴訟/仲裁などの分野を網羅し、これらを通して豊富な経験を蓄積してきました。
裴徳宝弁護士は、銀行、財務会社やファイナンスリース会社などの金融機関の運営における各種の法的事案につき豊富な経験を有し、長期に渡り複数の有名な外資金融機関に法律サービスを提供し、国外の金融機関に対しても中国法に基づく法律サービスを提供してきました。裴徳宝弁護士は、預金貸付、手形など伝統的な銀行業務に精通しており、銀行業務に関連する担保、外債、信用状、外貨などの法律業務を熟知し、仕組預金、貿易融資(フォーフェイティング、輸出手形買取、リファイナンス等)、資産証券化、クロスボーダー人民元建て決済、銀行・信託提携商品等複合型の銀行業務に日常的に接しており、インターバンク市場、店頭市場(相対取引による銀行間の短期資金の貸し借り、ISDAを含む)、外貨市場等金融市場の一般的運営モデルを把握しています。取り扱った代表的なケース:某外国銀行支店を外資法人銀行に変更するうえでのリーガルサービスの提供、複数の外資銀行貸付契約、委託貸付契約、手形割引/引受契約、保証状、ファクタリング、フォーフェイティング等銀行業務標準書類の設計、作成、審査、交渉。長期に渡り某外資銀行の新金融商品の設計および開発における法律サービスの提供。某外資銀行を主幹事とするシンジケート・ローン団の組成における法律サービスの提供。某外資銀行の銀行間市場における債券の販売代理に法律面からのサポート。複数の国外銀行から中国国内企業への国際商業貸付金、クロスボーダー担保等の提供における中国法に基づくリーガルサービスの提供。某国外金融機構による中国国内にある複数の分支機構の合併におけるコンプライアンス管理/独占禁止等の法律問題に法律の面からのサポート。某外資銀行を代理し、最大債権者として破産清算手続きの全過程に参与した貸付債権の回収サポート。シンジケート・ローンにおけるシンジケート団全員の代理人としての借入人との交渉、解決策の提案、巨額な貸付債権の回収サポート。
また、裴徳宝弁護士は、会社運営過程における日常的な法律問題についても多くの経験を蓄積してきました。主要担当者として、取り扱ったことのある代表的なケースは、以下のものが含まれます。外国会社、外商投資性会社が中国で提起した各種のM&A事案(DD調査、買収方案の設計、法律文書の作成、政府手続きの取扱などが含まれる)を複数回処理。数社の多国籍会社グループの中国における事業統合に係る法律上のサポート。数社の多国籍会社の中国におけるコンプライアンス制度の設計、実施・監督および案件の処理に法律サービスの提供。某段ボール・パッケージ生産企業の「外国会社との仲裁条項の無効の申立」訴訟案件の代理(前半段階。本案件は、「中国仲裁」に影響力のある仲裁案件として2014年中国十大仲裁案件に記載されました)。某外資エレベーター生産企業を代理しての、某有名エレベーター牽引機生産企業から提起された技術契約トラブル仲裁案件への応訴(当該案件に係る金額が巨大であり、多くの知的財産権問題に関連していました)。某NASDAQ上場会社(米国企業)を代理し、某シンガポール企業との持分譲渡トラブルの訴訟案件の処理(当該案件は3年間に渡り、3回審議が行われ、また途中で第三者の持分譲渡も行われましたが、最終的には全面勝訴を獲得しました)。某大型化学工業の多国籍企業を代理しての、簡易手続を適用した事業者集中の申告手続のサポート。
裴徳宝弁護士は、近年、中国の絶えず成長し続けている民営企業にも法律サービスを提供しており、業界はバイオ科学技術、新エネルギー、工業製品製造、インターネット、農業等の分野に渡っています。このほか、裴徳宝弁護士は2013年から新三板等資本市場業務にも本格的に取り組んでおり、主要担当者として取り扱った代表的なケースには、帕卓管路、匯藍農業、東富智能の新三板上場業務があります。
裴徳宝弁護士は、上海市弁護士協会第9期、第10期銀行業務研究委員会委員に就任しています。
裴徳宝弁護士の執務使用言語は、中国語と英語です。

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